現行の耐震基準、有効

今朝の新聞に載っていた記事です。

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「現行の耐震基準、有効」

 

熊本の地震では多くの家屋が倒壊しました。

その実態の調査内容の一部です。

 

当初、旧耐震基準で建てた家だけでなく

1981年以降の新耐震基準で建てた家も多数倒壊し、

現行の新耐震基準は有効ではないのではないか、

と心配されていました。

 

しかし調査報告書では、

新耐震基準で倒壊したのは2000年の

新耐震の改定前のものがほとんどであった

との結果を出しています。

 

2000年の改定では、

◎基礎の形状

◎筋交いと土台との接合部の金物の種類の指定

◎耐力壁のバランス配置の見直し

などがありました。

木造住宅においては、2000年の改定で

耐震性が大きく向上していたのでした。

 

現在の新築戸建てでは、

確認申請を出して検査済証を備えている住宅であれば、

2000年改定後の新耐震基準にパスしています。

もちろん、個別に耐震等級が高く

耐震性能が優れていれば安心感が増しますが、

コストとの兼ね合いも出てきます。

 

このところ耐震基準に対して、不安を持っていましたが、

「新耐震基準は有効」という

この調査結果を見て、ほっとしました。

 

でも、地震は起きないでほしいです・・・。

 

 

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