社員研修@Seattle

こんにちは。「売却の窓口」事業部の中村です。

一昨日、不動産マーケットにおいて全米でも非常にホットな街・ワシントン州シアトルでの

社員研修から戻ってまいりました。非常に刺激的な5日間でした。

IMG_3077 写真はワシントン州のNWMLS(Northwest Multiple Listing Service)

日本の不動産マーケットとの一番の違いは、不動産業者(不動産会社やエージェント)と購入者や

売却不動産のオーナー間の「情報格差」、米国ではMLS(Multiple Listing Service)という協会が

各地域の不動産情報を一括管理しています。日本のREINS/不動産流通機構にあたりますが、

その情報量は比べるべくもありません。一般の不動産ポータルサイト(日本ではスーモ、ホームズ等)

は全てこのMLSデータから物件情報を提供してもらっています。

つまり日本のような未公開物件(情報の囲い込み)はありません。非常にオープンなマーケットです。

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写真はLake Washington湖畔の新築物件の視察

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写真はLake Washingtonに浮かぶ戸建、販売価格約$1,500,000

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滞在中に多くの物件を視察しましたが、驚くのはその成約スピード!

その物件を案内したBuyer’s Agentが名刺を置くことが義務付けられているのですが、MLSに公開して

わずか2~3日で50枚以上の名刺が置かれている物件もあり、その期間で買い付け(購入申し込み)が入る物件も

多いとの事、供給に対して需要が多いのでしょうがそのスピード感や中古不動産市場のダイナミズムに

圧倒されました。

そこに介在するエージェントは不動産会社(仲介専門)と代理店契約を結ぶフルコミッションの個人事業主で、

米国では約90%の住宅購入者がこのエージェントサービスを利用しています。

IMG_3129 Seller’s Agentが物件の前にこのようなリーフレットを掲示しています。

米国の不動産流通(特に中古不動産の)におけるエージェントサービスには実に多くの見習うべき部分が

あります。私たちも日本のマーケットにおいて変革すべきことは沢山ありますね!

 

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