レインズ(REINS)という宅建業者が見ることのできる不動産流通ネットワークシステムに
来年1月からステータス画面が導入されます。
これまでは一般の方はみることができませんでしたが、来年1月4日以降は売主は
自分の物件の取引状況を確認することができるようになります。具体的には、公開中・書面による購入申し込みあり・売主都合で一時紹介停止中いずれになっているかが確認できるわけです。
これにより、あからさまな囲い込み(売却を任された不動産会社がその物件を他の不動産会社の客に紹介しないこと)への一定の抑止力にはなるでしょう。
もう一つの変更点としては、レインズの登録物件について住宅性能・品質に関する情報項目が追加されることです。
例えば、長期優良住宅なのか、低炭素住宅なのか、瑕疵保険検査基準に適合しているのか、修繕・点検の記録があるのか
等の入力項目が追加されます。
空き家問題等が騒がれる中、中古住宅市場の活性化のための一つの方策でしょう。
レインズにこういった項目が追加され、売り手・買い手も良質な中古住宅の流通を促進させるための
インスペクション(建物診断)、既存住宅瑕疵保険、住宅履歴などがより世間に知られるようになっていくんでしょうね。